MTVtoolのご紹介

MTVtoolには以下の機能を搭載しております。

動体検知とそれに伴う写真撮影

動体検知とは、撮影中の画像に動きがあった場合に、撮影を自動で行なうことです。
当アプリケーションにおける動体検知方法は、一定間隔ごとに取得した画像を、前画像から判定領域内(下図の黄色い円)の変化画素数が閾値に達したかどうかを比較することで検知しています。

動体検知例
図1 図2 図3
何も動体が無い状態の画像です。 歩行者がカメラ前の通過を始めましたが判定領域(黄色の円)内にいないため、動体として検知していません。 判定領域内に入ってきたため、モニタ上の変化画素が、赤くなります。
更に、赤くなった範囲内の画素数が変化画素数の閾値内のため、動体として検知されて変化画素数のテキストボックスが赤くなります。

シャッターコマンドの送信について

当MTV-Camは41万画素のCCDカメラです。近年市販されているデジタルカメラ等は1000万画素を超えるものが多数を閉めており、画質の面ではどうしても見劣りがしてしまいます。 そこでこの機能をお使いいただくことで、動体検知は41万画素の当カメラで行い、検知を行った際はシャッターコマンドを別途お客様の手で接続して頂いたカメラに送信し、撮影を行う。ということが出来ます。 こうすることで決定的なシャッターチャンスを逃すことなく高画質で撮影をしていただくことが出来るようになります。
シャッターコマンド送信には以下のアドインをご用意しております。お客様の環境にあわせてご利用下さい。

  • forOUTprocess.dll
  • forUNVclicker.dll
  • forUNVkeysend.dll

詳細に関しましては取扱説明書を御覧ください。

ホットピクセル演算により、なめらかな画像に

ホットピクセル演算について

撮影画像内にホットピクセルがある場合に、ホットピクセル周囲の画素で補填します。

例:被写体として暗い場所で下図1にある「A」という文字を撮影するとします。
しかし、実際撮影した画像に下図2のように一部ドットが欠けてしまっている場合に赤枠部分を補填するため欠けた周りの画素(下図3赤枠)で、欠けた部分を埋めます(下図4)。こうすることで、ホットピクセルを目立たなくさせて全体的になめらかな画像を作成します。

図1 図2 図3 図4

詳細に関しましては取扱説明書を御覧ください。

スタック機能を用いた、コントラストの高い撮影

スタック機能について

コントラストの低い画像を加算し、ダイナミックレンジを拡大し必要なコントラストに階調をトリミングして表示します。
同じ構図の複数毎画像を各画素の画像情報を加算していくことで、各画素の画像情報が通常撮影された画像よりも多くします。
画像情報が多くなることで、画像のノイズが低減され、ノイズに埋もれていた画像が鮮明になり、微細な光の物でも認識できるようになります。

星空の撮影例
スタック処理前画像 スタック処理後画像
スタック処理前の画像では上記のようなコントラストのはっきりしない画像になってしまいますが、
スタック処理を行なうことでスタック処理後の画像のようにハッキリとした画像にする事ができます。

詳細に関しましては取扱説明書を御覧ください。

MTV-Camを本アプリケーションにてリモートで管理することが出来ます

只今販売中のMTV-12S85HE-D-EXMTV-62S85HN-D1に対応しております。
今までですと、カメラの設定を変更する際はカメラまで移動した上で備え付けのボタンにて設定変更をする。という必要がありました。
MTVtoolでは、お使いのパソコンとカメラを付属のケーブルで接続していただくことでお手元のパソコンで簡単に設定変更を行うことができます。

カメラ上に表示される設定画面MTVtool内のカメラ設定画面

詳細に関しましては取扱説明書を御覧ください。