基本的な操作は、赤道儀などの設定を行い、ガイドスコープに取り付けた、PCカメラ(USB/Webカメラ)にガイド星を導入し、α-SGRのキャリブレーションボタンを押すことによってガイド方向・制御速度等を自動的に測定し、追尾モードに移行します。
接続例:
注)USBポート及びUSBハブの種類によっては、USBハブを経由することにより、
CPU負荷が高くなる場合があります。 この場合は、USBハブを使用せずに直接PCに接続してください。 |
主鏡とガイド鏡の関係について:
α-SGR(ルクバト)は、V2.0より加重平均処理の改善等を行い、応答性・ガイド制御共に改善しました。
この結果、撮影する主鏡とガイド鏡の関係を大きく改善し、幅広い組み合わせが可能になりました。
ここに紹介している数値は、全て実績に基づいた数値ですが、それぞれユーザー様のシステムで微調整をお願い致します。
主鏡とガイド鏡の焦点距離 |
スコープサイズの設定 |
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主鏡焦点距離 |
ガイド鏡焦点距離 |
320×240Pixel |
640×480Pixel |
~1500mm |
300~500mm |
0.15~0.25 |
0.10~0.15 |
1500mm以上 |
500~800mm |
0.20~0.30 |
0.15~0.25 |
試験的に上記設定より厳しい組み合わせで撮影していますが、V2.0が機能し、問題なく撮影しています。実写画像をサンプルページ(19~21)に公開していますのでご覧ください。
微動制御(制御感度)の調整
ガイド制御に必要な微動制御の移動速度は、キャリブレーションモニタの数値を参考にしてください。
キャリブレーションモニタの移動ベクトルの値を「3~15Pixel/Sec」(V2.0)、「5~15Pixel/Sec」(V1.0)になるように、スコープサイズ及び赤道儀の微動速度を調整してください。
フィードバック&サポート
ガイド設定やガイド制御に関わる疑問やご質問について、お客様の情報を送っていただくことにより、問題点の解決やガイド品質の向上のお手伝いをします。
ご質問のメールに、以下のファイルを添付していただけると、弊社担当が内容を解析しフィードバック致します。
- ファイル 設定の保存 → ガイド設定ファイル
- ファイル エラーログの保存 → エラーログファイル(追尾データ)
- ファイル 学習データの保存 → 学習データファイル(キャリブレーションデータ)
- 撮影された画像ファイル
- 赤道儀・主鏡・ガイド鏡・カメラ等のシステム情報
- その他、必要な情報
お問い合わせはinfo@a-sgr.netにお願いいたします。