ハードウェアの紹介
フランジ型
汎用性に優れています。
外径φ180m/M98 P1.0mmの中型以上の光学系に適したサイズと、φ150mm/M76 P1.0mmの中型以下の2種類のサイズを準備しています。
内部には、6個のリニアステッピングモータを内蔵し、±1.0mm(2.0mmストローク)駆動します。
補正レンズ等をフォーカサー内に取り付ける事によって、メタルバックに影響しない光路が構成出来ます。
実装するには、光路長13mmが必要です。
フランジ駆動部
- 内部に6個のリニアステッピングモータを内蔵し、2枚の光学プレートの光路長を調整します。
- 内部のステッピングモータで、1μm以下の制御分解能が得られます。
- 2枚の光学プレートの中央光路長は13.5mm(ストロークMax5mm)ですから、ほとんどの望遠鏡の光路内に実装することが出来ます。
ソフトウェアの紹介
特徴
- 天体写真撮影に用いる精密なピント合わせには、テスト撮影を繰り返し画像評価しながら、適切なピント位置に調整しています。
この作業をできるだけシンプルにソフトウエアによる画像評価を行いながら、観測者のサポートを行う事を目的に作りました。 - ピント合わせは、接眼部の移動量をモータドライブのステップ数やダイヤルゲージ等によって測定しながらピント評価を行いますが、この撮影枚数を少ないカット数で正確なピント位置を求め、ピント調整の時間短縮が可能です。
- フォーカス評価画像は、シンチレーション等の影響により、バラツキのある画像になる場合があります。この様な場合でも、ピント星のピクセル面積をカウントし、その面積変化を二次関数の近似曲線で表現します。
- フォーカス推奨位置は、この二次関数曲線のピーク点を計算によって求め、1μm単位で制御します。
- これらの制御によって、ピント星に移動することなく、撮影画角内の微光星を用いた再フォーカス評価が可能になります。
- 気温センサにより温度変化を把握し、温度係数を設定することにより、オフセット値及び警告します。
- フォーカスに用いる撮像枚数は、F3以下の光学系の場合でも、50μmピッチで10カット前後あれば十分な評価が可能です。
- フォーカス解析機能、ピント用に撮影した画像全体をサンプル解析し、撮像面全体のピント評価が可能で、能率の良いスケアリング評価が可能です。(注:この機能を使用する場合は、ハイパフォーマンスのPCのご使用をお奨めします。
画面例
ソフトウェア画面
モータドライブ操作画面
ルーペ画面
自動操作画面
フォーカス解析画面
評価数値は、統計処理し青系(-)と赤系(+)の表示をします。