天体観測用高感度CCDカメラ MTV-73S85HN-BS発売


この高感度カメラは、Mintron社(台湾)、Boss International(株)、第一無線CS(株)の共同開発により、「天体観測撮影用」にチューニングし、 高感度でありながらSN比が高く、ホットピクセル等も極力少なくしています。

高感度を生かした星雲星団観測、流星観測、ドーム内モニタ、自動ガイド用カメラや昼夜連続で自動露出が必要な監視カメラ等にご使用いただけます。


特徴

カラー画像でも高感度、ローノイズを実現し、観測に不要なホットピクセル等も極力抑えています。
また、低消費電力(12V/150mA)や車のシガーソケット電源など、充電時の電圧(15V以下推奨)でも安定した性能が得られる回路を採用しています。

α-SGR(ルクバト)用のカメラとしても最適です。
(このカメラを使用するには、ビデオキャプチャー及び高感度対応のα-SGR V2.1が必要です)


サンプル

画像をクリックすると拡大します。



このサンプル画像はjpeg形式でキャプチャし、15枚のコンポジット処理後カラーバランス調整を行っています。
サンプル画像はカラー設定ですが、モノクロ設定では赤外カットフィルターを機械的に外し更に高感度になります。
ビデオキャプチャーは、プリンストンテクノロジー社製のPCA-DAV2を使用しました。


詳細スペック


型番/品番 MTV-73S85HN-BS TV方式 NTSC
撮影画素 1/3インチインタライン CCD 総画素数 41万画素
同期方式 内部同期
最低被写体照度 0.012ルクス @F1.2/20 IRE AGC ON モノクロ時
0.0014ルクス @F1.2/20 IRE 32フレーム蓄積 モノクロ時
マウント C/CS マウント 解像度 540TVL
ホワイトバランスモード ATW / AWC ホワイトバランスレンジ 3200K~9000K
S/N比 50dB(最小) / 58dB(最大) 高感度蓄積 オン / オフ (最大256フレーム蓄積)
H(水平)ミラー反転 オン / オフ (OSDで設定) V(垂直)ミラー反転 オン / オフ (OSDで設定)
逆光補正(B.L.C) オン / オフ (OSDで設定) ズーム オン / オフ (OSDで設定)
エンハンス(輪郭強調) ハイ / ミドル (OSDで設定) フリッカーレス オン / オフ (OSDで設定)
カラーバー出力 オン / オフ (OSDで設定) 赤外線カットフィルター オート / 外部制御
ガンマ補正 0.45 / 1.0 (OSDで設定) ゲインコントロール AGC オン / オフ (OSDで設定)
オートアイリス A.E.S. / DCアイリス (OSDで設定) Day/Night切替え オン / オフ / オート (OSDで設定)
タイトル OSDで設定 マスク OSDで設定
電子シャッター A.E.S. 1/60~1/120,000秒
固定 1/100, 1/250, 1/500, 1/1000, 1/2000, 1/4000, 1/10000秒
映像出力 コンポジット 1.0Vp-p 75Ω 動作温度 -20℃~50℃
動作湿度 85% RH 以内 電源/消費電力 DC12V ±1V / 150mA
外観寸法 W = 50.5mm D = 66mm H = 64.5mm 重量 250グラム

天体観測(高感度)でご使用いただく場合のお勧め設定


MENU Function 設定
WHITE BAL ATW / AWC ATW
ALC / AES ALC / AES AES
FLC ON / OFF OFF
AGC *1 ON / OFF ON
SENSE UP
(蓄積感度) *2
ON / OFF
ON x2 ~ x256
任意可変 Max: x256
BACK LIGHT ON / OFF OFF
MASK SET > OFF
OPTION SET >
TITLE ON / OFF OFF or 任意
H-REV ON / OFF OFF or 任意
V-REV ON / OFF OFF or 任意
COLOR BAR ON / OFF OFF
GAMMA TYPE A / B TYPE B(1.0)
ZOOM ON / OFF OFF
ENHANCER MID / HIGH MID or HIGH
DAY / NIGHT DAY / NIGHT / AUTO DAY
NIGHT
AUTO
*1高感度で使用する場合は、AGC/ONで暗い対象を撮影することにより自動的に最高感度が得られます。
*2蓄積感度の選択は、SENSE UP をONにしていただくことで、1/60秒フレームのx2~x256(蓄積数)の8段階の選択が可能です。

α-SGR接続方法

ルクバトとの接続に関しましては、PDFファイルをご用意しましたのでそちらをご覧ください。